海外旅行はリスクがつきもの。
それは誰でも知っています。
だからこそ心強い海外旅行保険。
でも、海外旅行保険に加入しているからと言って、全てが補償されるわけではありません。
では海外旅行保険に加入すれば、何を補償してくれるのでしょうか?
出発までに知っておきたい旅行保険のあれこれ
海外旅行保険が補償してくれるもの
- ケガ、病気の補償
慣れない長距離移動や日本との温度差等による環境の変化により、体調を崩してしまったり発熱やインフルエンザに感染することも。
そんな時に、海外の病院で治療を受けると、驚くほど高額な請求を受けることも・・・
このような場合の治療費や入院費は補償されます。
- 携行品の補償
デジタルカメラや財布、腕時計等の身の回り品の盗難、または事故による破損は一定の範囲内で補償が受けられます。ただし、置き忘れや遺失は補償されません。
- 乗り物欠航や遅延による補償
飛行機の遅延や欠航で代替機を利用できない場合、宿泊費や食事代などの費用の補償を受けられます。
- 救護者費用
病気や事故で3日以上の入院が必要な場合、対象者の家族が日本から現地へ向かうまでの費用の補償を受けられます。
- 賠償責任
例えば、海外での買い物中に、商品を破損させてしまった。スキーやスノーボード中に相手とぶつかりケガをさせてしまった。等、こちらが賠償責任を負わなければならない場合に補償を受けられます。
海外旅行保険が補償してくれないもの
- 現金
- クレジットカード
スリや盗難、ひったくり等による現金やクレジットカードは、補償されません。
携行品の中に「財布」は含まれますが、中に入っている現金とクレジットカードは対象外なのでくれぐれも注意が必要です。
メリット
- 日本語サービス
言語が分からない異国の地で、トラブルに遭うのはとても心細いですよね。
そんな時に母国語で対応してくれるというのはとても頼りになるサービスではないでしょうか。
しかも大体の保険会社が日本語で対応してくれます。病院の手配を代行してくれたり、通訳を行ってくれるサービスもあるようです。
デメリット
- 健康状態
保険に加入したくても、対象者の健康状態や持病により、加入できないことがある。
- 旅行先でのアクティビティー
バンジージャンプやスカイダイビング、ロッククライミング等の危険とされるスポーツやアクティビティーをする場合に加入できない。
- 渡航先の治安
渡航先の治安が悪い、戦争中であったり、テロが多発している地域の場合は、保険に加入できないことがあります。また、保険料は渡航先の危険度によって変動します。
海外旅行におけるトラブルって?
- 病気、ケガ
- 携行品の損傷
- 乗り物の欠航や遅延
- スリや盗難
- 事故
株式会社DeNAトラベルの調べによると、海外旅行中に発生するトラブルの断トツ1位は、スリ・盗難。
詳しくは以下を参照してください。
海外旅行でよくあるトラブルNo.1は○○!体験談を元にその対処法を伝授! - ランキングBOX
スリや盗難において被害に遭うケースを考えると、現金は極力持たないことが最善策と言えるでしょう。
日本では現金払いという習慣がまだまだ根強く、海外でも現金を多く持ち歩く人が多いので特に注意が必要です。
まとめ
少なくとも年に1度は海外旅行をする私も、海外旅行保険についてこれまで意識したことがなく、なんとなく代理店が勧める保険に脳死状態で加入しておりました。
しかし、先日海外で盗難の被害に遭い、その時に初めて保険の内容について目を向けたのです。
楽しいはずの海外旅行も、トラブルに巻き込まれると気分も落ち込みます。
事前に補償の内容を確認しておくことで、いざという時に最善の行動を取ることにも繋がります。
また、ここでご紹介した補償額や期間等の詳細は、加入する保険によって違いがありますので、内容をよく確認した上で、プランにあった保険を選ぶようにしてください。
備えあれば憂いなし。
あの時、保険内容を確認していれば・・・
なんてことにならないよう、事前にしっかり準備してください。