東洋と西洋の境目に位置し、文化的にもアジアとヨーロッパが交じり合うエキゾチックな街「トルコ」
そんなトルコで今何かとよくテレビでも紹介されるカッパドキア。
すでにご存知の方も多いと思いますが、気の遠くなるような年月をかけて浸食を繰り返し、今の姿になったという自然が生み出した芸術。
トルコに訪れたら絶対に行っておきたいエリアと称されるのも納得です。
まさに絶景中の絶景。なんというか、見渡す限りのベージュと、紫がかったピンク色と奇岩のコラボレーション。ファンタジー。
そんな魅力たっぷりのカッパドキアを楽しむためのお役立ち情報をお伝えします。
目次
カッパドキアに行く前に知っておきたい役立ち情報
カッパドキアの治安は?
想像よりずっと良かったです。
住民や店員もとても親切で、イスタンブールより時間の流れがゆっくりです。
買い物もしやすい。
夜も比較的安全そうでした。
移動はバギー(ATV)がマスト
まずお伝えしたいのが、カッパドキアは想像以上に広いということ。
見所を全部まわろうとすると何10kmも移動しなければなりません。そのくせ電車など通っておらず移動が不便。
カッパドキア初心者が、1日で見所を満足にまわるのは不可能に近いです。
もちろんツアーに申し込んでいる人は専属のバスがありますが、僕みたいに着いてから考えようって人も多いはず。
そんな人に強くおススメしたいのが、レンタルバギーです。
これをレンタルすれば絶景の夕日も見に行けますし、ツアーに参加しなくても見所を回れます。
そう!前章でも紹介したスマホのGPSを使えばどこでも行けちゃいます。
レンタルバギーの値段と乗りこなし方
バギーをレンタルしている所は中心地のギョレメであればいたる所に点在しており、車、バイク、自転車などもレンタル可能です。
僕はホテルから1番近い場所で借りて1日35ユーロ+戻った時に使ったガソリン代を追加という契約で手を打ちました。大体4,000円~5,000円というのが相場でした。
しかし、いくら安くても返却の時間が18時や19時に設定されている場合が多く、これでは夕日を見にいくことができません。サマータイムだと20時頃が一番のsunsetタイムですから交渉するか追加料金を支払うしかないでしょう。
個人的にはバギーを借りて夕日見ないとかあり得ません。
バギーの乗り方はめちゃめちゃ簡単です。
アクセル:右ハンドル手前にあるレバーを押し込むだけ。(クラッチ操作等一切なし)
ブレーキ:バイクと同じで右と左のハンドルについてます。
走行可能な場所:車道ならどこでも走行可能
アクセルは一気に押し込み過ぎるとエンストしてしまうので発車時は優しく優しく。
1台に2人まで乗車可能です。
当日の観光ツアーは?
レンタルバギーが怖い人は、当日の観光ツアーへの参加をおススメします。
移動範囲によってツアーの種類が分かれていて、半日のレッドツアーか、1日かけていくグリーンツアーにするか、時間と相談しながら決められるようになっています。
参加してないので値段は覚えてませんが、妥当だったと思います。
レッドツアー(地図で赤くなぞってあるコース)ぐらいなら自力でも、自転車を借りれば何とかなると思いますが、坂が多いので基本的に自転車のレンタルはおススメしません。
バルーンツアーのお値段は?
カッパドキアでは絶対に外せない、バルーンツアー。
これが一番のメインだと考える方も多いのではないでしょうか。
バルーンツアーは会社によって値段の幅が広く、相場を判断するのが難しかったです。
最安値:120€(ユーロ)
最高値:200€(ユーロ)
ギョレメ周辺5店舗調べ
もちろん最安値のツアー会社で申し込みたいですよね。
僕が最安値で申し込んだのは「Hiro Tour」というツアー会社。
Hiroというからてっきり日本人のヒロさんかヒロユキさんが経営してるのかと思いきや全くそんなことありません。ゴリゴリのトルコ人です。
ちょうど僕達と一緒のタイミングでバルーンツアーを予約していたパキスタン人一家もこの店が一番安かったから決めたと言っていました。
但し、クレジットカードが使えないので注意してください。
カードで払えるものだと思って現金はほとんど持ってなかったので、円で支払う交渉をして完了。
午前4時にホテルまで迎えに来てくれて、朝8時前にホテルまで送り届けてくれます。
ちなみに、僕らは集合場所まで行ったものの、雨が降り出して中止となりました笑
なので体験してません。
もちろん、全額返金してくれますが、申し込んだツアーの窓口まで足を運ぶ必要があります。
バギーのサンセットツアー
バギーに乗って夕日を見に行こう!というツアーもあります。
1時間か2時間か3時間かを選べて、3時間コースが120TL
保険なし。
ツアーなので、インストラクター先導の元、他の観光客と一緒に1列になって行動します。
3人くらいならまだいいですが、20人ぐらいのグループと同じになると全く楽しくなさそう。1列走行も基本ですし追い越し厳禁。ちょっと道を反れると怒られる。
僕はこれにストレスを感じ、次の日のレンタルバギーを心に決めました。
ただし、自力で巡るよりは迷う心配もなく、時間配分をしてくれるので絶好のタイミングで夕日を見られる点はGOOD。
ギョレメの博物館(入場料40TL)
ツアーではないですが、こちらも抑えておきたい観光スポット。
ここでは中世のキリスト教修道士達が岩を刻んで彫って造り上げた教会が無数に公開されています。
入り口を入れば、野外博物館が始まります。
ここのダークチャーチには、やりすぎ都市伝説で「キリスト生誕の絵に描かれる星と繋がる絵はキリストが星から来た民だったことを示している。」と話題になった絵壁画があります。ですが、内部の写真を撮ったら怒られます。
博物館で注意すべきこと
この博物館の中には、ガイドをしてやるとつきまとってくる人がいます。
僕が訪れた時も付きまとわれて迷惑そうにしている人を見ました。
大よそそのまま話を聞いてると、後々ガイド料として法外なお金を要求されトラブルに巻き込まれる。なんてことも考えられるので、はっきりと断りましょう。
まとめ
カッパドキアは総じてとても良い場所でした。
人もおだやかで、宿泊したホテルの従業員もとても真面目に対応してくれました。
間違いなく死ぬまでには絶対もう一度訪れると思いますが、その時もバギーはレンタルしてギョレメを自由に駆け抜けたいと思います。
グランドバザールでお土産を買うのもいいですが、カッパドキアの絨毯屋でシルクやキリムのラグやクッションカバーを買い漁るのもおススメです。