空気がカラカラに乾燥する季節は、お肌も荒れてカサカサに・・・
近年は、共働きの家庭が増え、男性も家事をこなすようになったので手荒れに悩む男性も増えています。
事実、僕も炊事洗濯をするようになってから、肌が乾燥しやすくなったことを実感しています。
手荒れは痒い!!痛い!!
これが手荒れに悩む人が一番の嫌なところですよね?
でも手荒れは放置すると、痛みだけでは済まなくなるのです。
水分やハリ等のバリア機能が低下した荒れた手は、雑菌がつきやすく、風邪やインフルエンザのリスクも高まります。
では、日常の生活の中の何気ない行動にはどのような手荒れのリスクが潜んでいるのでしょうか?
目次
日常に潜む手荒れのリスク(危険度順)
危険度★
新聞や本を読む(紙に手の油分を吸い取られる)
危険度★★
掃除(洗剤やアレルギー物質が付着しやすい)
危険度★★★
アルコール消毒(アルコールが皮脂を奪う、揮発の際に水分を奪う)
危険度★★★★
食器洗い(洗剤による界面活性作用が手荒れに悪影響を及ぼす)
どれもとても日常的な行動で、全てをやめるなんて現実的ではありません。
特に食器洗いは日常生活において手荒れの危険度が最も高い。
世の中のお父さん!!
特に女性は手が荒れやすいので、食器洗いくらいやってあげましょうよ!!
これだけで手荒れのリスクはとても軽減されるのですよ!!
頼む人がいない場合は、人肌(36℃~37℃)以下のぬるま湯であれば手荒れしにくいのでオススメです。(あまり熱すぎると肌のうるおいを保つ「皮脂」も洗い流してしまうので手荒れに繋がります。)
または、ゴム手袋を使用すれば、水に直接触れる心配がありません。
日本人は清潔好きなので、コトある毎にゴシゴシ手を洗います。しかも温風で乾かして仕上げにアルコール消毒と余念がありません。
手を清潔に保つのは重要ですが、洗いすぎは手荒れの原因に。
手荒れの症状で使い分ける、ハンドクリーム選びのコツ
カサカサ手荒れとヒリヒリ手荒れ
手荒れの症状には、皮膚が固くなったり、手の保湿が足りない『カサカサ手荒れ』と、更に症状の重い手の甲が浅く細かく切れる『ヒリヒリ手荒れ』という症状があるのです。
手荒れの症状を改善する為に、ハンドクリームに配合されている成分に注目しましょう。
カサカサ手荒れ(軽度~中度の手荒れ)
ワセリン・・・(皮膚の表面に油膜を作り、水分を保持、保護)
尿素・・・(水分子をつかまえ肌の乾燥を防ぐ)
ワセリン配合のハンドクリーム
尿素配合のハンドクリーム
ヒリヒリ手荒れ(重度の手荒れ)
ビタミンE・・・(血行促進でひび割れの修復)
ヘパリン・・・(細胞に働きかけ、弱った乾燥細胞を内側から修復)
ブランドやデザイン、香料などで選んだらダメなのねぇ~
ビタミンE配合のハンドクリーム
ヘパリン配合のハンドクリーム
効果的な塗るタイミング
ハンドクリームを塗るのに一番適したタイミングは、
『就寝前』
寝ている間は手に余計な刺激が加わらず、ハンドクリームの保湿成分が効果的に肌に浸透します。更に手袋を付けて寝ると効果は倍増!!
症状がそれほど酷くない人は、目安は1日4回
- 水仕事の後
- 昼
- 入浴後
- 就寝前
1度に塗る量の目安は?
1度に塗る量は人差し指の第二関節(3~4cm)までが目安です。
結構多くない?
そうです。本来は手がベタベタになるくらい(手のひらに紙がひっつくくらい)に塗るのが望ましいんですよ。
はなふさ皮膚科理事長:花房火月さん談
手荒れがヒドイ人は、量も回数もたくさん塗るにこしたことはありません。
水仕事をした後は欠かさず塗りましょう。
正しい塗り方は?
- 適量を手のひらに出し、体温でクリームを少し温めます
- 強くこすらず 手首まで全体に優しくなじませます
- 指の1本1本を、付け根から指先までマッサージ
- 爪の両サイドを圧迫して刺激します
- 親指で 指の間を刺激します
手の甲をこすり合わせる方が多いと思いますが、本来は手の平に取り、体温で馴染ませてから優しく塗る方が効果的!!さらにマッサージや刺激を与えることで、血行を促進し肌の細胞を活性化!!
ハンドクリームを塗る手順は、習慣化しておきましょう。
最後に
手荒れに一番効果的なのは、クリームの保湿力を逃がさない為に手袋を付けて何もしないこと。
しかし、それでは生活できません。
日常生活に潜むリスクを理解し、効果的なタイミングと量と、症状に合った成分が配合されたハンドクリームを使用することで、手荒れの予防は可能です。
症状が悪化する前に、日頃のケアを忘れずに!!
姉の手荒れが酷かったので、TVショッピングで見つけたハンドクリームをプレゼントした話はこちら