僕が色んなサウナに通い詰めるようになってから、早いもので約3年が経ちました。
3年前の当時より確実に利用層の裾野は広がり、僕の地元のサウナでも大学生くらいの若い人を見ることが多くなった今日この頃。
今やサウナが好きだと公言すると、「ミーハー!」と揶揄されてしまう程メジャーな趣味?の代名詞と化してしまっているのではないでしょうか。
そんなサウナー達の昔からの憧れの地であり、死ぬまでに一度は行ってみたいサウナとしてその地位を不動のものとしたサウナしきじ。
僕もサウナに目覚めてから、一度は行ってみたいと思っていたものの、関西からわざわざ「しきじ」に行くためだけの為に静岡まで行く気にもなれず、いつか静岡に出張でもあれば、そのついでに必ず行こう。と思いながら神戸サウナに通う日々。
ただ、そんな都合よく静岡で仕事などあるわけもなく、サウナに入るためだけの旅に出ることにしたのです。
東京のサウナを一通り楽しんだ後、帰りの新幹線は静岡で下車。しきじのためだけに寄り道。
ついに、サウナへ行くためだけに始まったサ旅のフィナーレを迎えるべく、我々は静岡に降り立ちました。
サウナ『しきじ』
静岡駅から「しきじ」へは、歩いていくには遠すぎるので、駅前でタクシーを拾います。
タクシーの移動時間は約10分間。
やはり地元民でも、聖地と呼ばれていることは知らないご様子。
タクシー代は1,500円でした。
目の前に聳え立つ、夕暮れのサウナ。
入り口にはたくさんの有名人のサインが飾られており、その人気ぶりがうかがえます。
オリエンタルラジオの藤森氏をはじめ、プロボクサーの長谷川穂積氏などサウナ好きを公言している芸能人に加え、嵐の相場君のサインもありました。
館内入り口には、店主からお客様への注意書きが貼ってありました。
泥酔者、イレズミ、オムツ使用の方の入浴はお断りします。っていうのは分かります。
やくざ風とはいったいどんな風体の方を指すのでしょうか。
吉本新喜劇に出てくるヤクザ役の人の衣装を着ている人がヤクザ風?
はたまた、お腹のパーーンと張った小太り男がヤクザ風?
ヤクザじゃなくて、ヤクザ風の定義が知りたいものです。
しきじのサウナ
しきじのサウナはフィンランド式と韓国式の2種類が備えられてます。
ちなみに、生まれて初めてサウナの入り口でお辞儀をしてから入る人を見ました。
さすがはサウナの聖地。
利用者のサウナへの敬意に脱帽です。
フィンランド式サウナ
フィンランド式サウナの温度は100度を超えているので、めちゃくちゃ熱く感じます。
ロウリュサービスがないとガッカリしていましたが、この温度でロウリュされたら死んでしまします笑
韓国薬草サウナ
こちらの薬草サウナは薬草袋をいくつも天井から吊るしており、室内が独特の香りに包まれています。
温度も70度弱と低いのですが、水蒸気の量がすごく、湿度がものすごく高いので、かなり熱く感じます。
ミストサウナ的なサウナです。
水風呂
サウナしきじの天然水は、駿河の美しい自然の中で育まれた天然の湧水。
この湧水が、天井から随時大量に噴き出しており、頭から思う存分浴びれるだけでなく、飲めちゃいます。
わざわざ遠方から汲みにくるファンもいるんだとか。
まさに静岡が誇る天然水ですね。
しきじのサウナの入り方
通常のサウナ施設では、サウナ→水風呂→休憩の3つの行程で1セットとされていますが、どうやらサウナしきじでは、しきじならではの入り方を推奨している人が多いそうで・・・
①フィンランド式サウナ→②水風呂→③薬草サウナ→④水風呂→⑤休憩
そうです。本来水風呂の後は外気浴を推奨していますが、しきじでは薬草サウナを楽しむために、1セットあたりの行程が長いのです。
当然、通常のサウナよりも体力の消耗具合も半端ない。
休憩スペース(レストラン)
サウナを満喫した後は、2Fの休憩スペースも外せません。
リクライニングシートが所狭しと敷き詰めらたスペースで、漫画を読んだり、仕事をしたり、仮眠をしたり。
韓国冷麺&ビール
グラスもキンキンに冷え、韓国冷麺も余計な科学的な味がせず、家庭的な味で安らぎます。
しきじの娘
しきじには、「しきじの娘」という綺麗な看板娘(店主の実の娘)がおり、運が良ければ受付やレストランで会えるんだとか。
確かにメディアへの露出も多く、職業はモデルというだけあって綺麗な人です。
残念ながら僕は会えませんでした。
https://www.instagram.com/mikie_sasano/?hl=ja
一応インスタ貼っておきますので興味のある方はどうぞ。
料金
※入浴料は館内着・タオルを含む。
※館内のアメニティも全て利用可能。
※料金は税込です。
アクセス
静岡県静岡市駿河区敷地2-25-1
Tel: 054-237-5537
※静岡駅南口から石田街道沿いに車で約15分(約4キロ程)
バスもあるらしいですが、静岡駅からタクシーを使うのがおススメです。値段は1,500円くらい。帰りも受付でお願いすれば、タクシーを呼んでもらえます。
ところで、聖地なのか?
冒頭でもご紹介した通り、サウナ―と自負する者達の間では、聖地と崇められる大人気のサウナ施設です。
確かにしきじは素晴らしい。まちがいなく僕がこれまで訪れたサウナ施設のTOP3には入ります。
ただ、聖地かと問われると、どうでしょうか。
ただ、どんなことでもそうですが、結局一番役に立つのは、自分の体を動かし、自分のお金を払って覚えたこと。
本から得たできあいの知識ではなくて。『スプートニクの恋人』より
つまり、死ぬまでに1度は足を運んでみるべきです。
サウナしきじを体験したらきっとあなたはこう思うでしょう。
これで私もしきじへ行ったことがある側の人間になったと。
そして家族や友人にこう言うかもしれませんし、言わないのかもしれません。
どうでしたか?あなたは、しきじを聖地と感じましたか?