音楽こそ人生だ!!
そんな風に思っている僕も、本気で感銘を受けた音楽との出会いというのは、そう多くはありません。
今回も、一生付き合えるドリーミーでノスタルジックな音楽についてご紹介したいと思います。
Kettel(ケッテルorケトル)
(呼称は基本的にケッテルですが、ケトルと表示されている場合もあります。)
1982年生まれ。オランダで活動するミュージシャン。
幼い頃からピアノを通してクラシックを学びながらも、電子音楽の魅力に惹かれて現在のスタイルを確立。
ドリーミーなメロディーに、優しいリズム。
彼が作り出す音楽は、どこか異世界を感じさせるファンタジー系のIDMで、聞きやすいので女性にも人気があるようです。
IDMってなに?
インテリジェント・ダンス・ミュージック(Intelligent dance music)は音楽ジャンルの1つで、英語標記の頭文字をとってIDMと呼称されています。
IDMはダンスミュージックでありながら、必ずしもダンスフロアで踊る為の曲ではなく、独特で幻想的なリズム、メロディーラインが特徴です。
ヒップホップや、ジャズ、クラシックなどの要素を取り入れるアーティストが多く存在しています。
エレクトロニカや電子音楽に興味のない人にも、自信を持っておススメできるKettelのアルバム達がこちらです。
注意: 試聴の際は、くれぐれもイヤホンやヘッドホン等、まともな環境でお聞きください。
RE:Through Friendly Waters:2007年
2004年に自分の友人や仲間の為に限定で発売した「THROUGH FRIENDLY WATERS」
これが世界的に品薄になり、2007年にタイトルにREを加えて再販されたのがこのアルバムです。
このアルバムの代表作、いや、Kettelの象徴ともいえる曲がこちら。
"Pinch of Peer"
www.youtube.com曲の出だしから強烈なインパクトを放つ、美しいメロディー。
タイトルにPinchとついてるだけあって、美しながらも焦燥感に駆られます。
ファンタジーというのがお分かりいただけるのではないでしょうか?
でも、初見のインパクトが強い曲って意外と飽きも早い。そんな経験ないですか?
Myam James Part2:2009年
発表された作品の中では新しい作品です。
ファンタジー感とノスタルジック感が一番強い作品。
”Sentiment"
www.youtube.comMY Dogan :2006年
Kettelの作品の中では、比較的ダンサブルな1枚です。
美しいメロディーの中に繊細で綿密なリズムを入れてみました!という印象。
僕個人的には一番好きな作品です。
”Afwezig"
www.youtube.com最後に
IDMというジャンルに区分けされるミュージシャンのほとんどは、ポップスと言われる音楽ジャンルにとても否定的です。ほぼ全員そうでしょう。
その為、IDMを高校生が聞き漁るのはちょっとハードルが高い。
しかしKettelの作品はとっても聞きやすく、かなりポップス寄り。それだけキャッチーです。
そんな中に、彼が影響を受けたIDMの巨匠達の手法がほどよく織り込まれています。
こんな理屈より百聞は一見にしかず。
どうやって音を見るんだ?とか屁理屈言わず、
騙されたと思って一度は聴いてみてください。
ほら?なんだか涙が出てきたでしょ?