副業で小遣い稼ぎを目的にブログを開設して約6ヶ月が経ちました。
驚くことに早くも半年です。今のところモチベーションを落とさずに細々とやっています。
記事を書くはいいけど、この運営方針あってるの?
ブロガーだけに限らずアフィリエイターやwebマーケティング初心者ならそんな風に思われる方も多いのでは?
僕も相談できる人のいない初心者ぼっちブロガーなので、運営に不安がいっぱい。
努力するのは当たり前として、闇雲に努力するのではなく、少しでも価値のあるコンテンツを発信するために、この本を手に取りました。
2,000円を超える少々高い本ではありますが、前作の『沈黙のwebマーケティング』を読んで価値を感じたので、迷わず購入を決めました。
目次
『沈黙のwebライティング』
沈黙のwebライティングは人気を博した前作「沈黙のwebマーケティング」の続編にあたり、web上で連載されたコンテンツを書籍化したものです。Webで成果を上げるための文章の書き方やSEOに強いラインティングのノウハウを、ストーリー仕立てで学ぶことができるのが本書のコンセプト。ブログやwebサイトの記事だけでなく、ビジネス文書にも活用できるライティングスキルが学べます。
ストーリー
須原にある温泉旅館「みやび屋」。
若女将である宮本サツキが切り盛りしているが、
Web集客が振るわず、経営の危機を迎えていた時、みやび屋にひとりの男が訪れる・・・
印象に残った4つの項目
Ⅰ.USPに意識する。
USPとは「Unique Selling Proposition」という言葉の略で、ほかにはない“独特の強み”のことを指す。USPを意識してコンテンツを作成することで得られるアドバンテージは大きい。
- 競合に真似されにくいこと
- 競合と同じ土俵で戦わずに済むこと。
記事を書く際には、経験等をふまえたオリジナリティーやエピソードを混ぜることに意識すると、「商品を選んでもらうためのライティング」に繋がる。
Ⅱ.文章を読んでもらうために必要な3つの視点
- 感情表現を入れ自分事化による共感を誘発する
- 伝えたいことがきちんと伝わるよう、見やすさや分かりやすさにこだわる
- ファーストビュー(冒頭文)で伝えたいことをまとめる。
1.共感とは相手の感情を自分事として感じること。読み手が共感した文章は、読み手にとって自分事になるため、文章を読み進める心理に繋がる。例えば「話し言葉」や「発信者の感情を具体的に伝える」ことで共感を得よう!
2.漢字をあえてひらがなに変えたり、改行・行間を効果的に使い、心地よいリズム感を意識する。つまり、見やすさとわかりやすさが重要である。
3.先に結論を述べることで、読者は、そう結論付ける理由が知りたくなる。
Ⅲ.タイトルに重要な10パターンの演出
タイトルは非常に奥が深く、言い回しや表現を変えるだけで、そのページに興味を示すユーザーの訴求力が高まる。
①自分事化・・・読み手のターゲットを絞る
②自分の周り事化・・・読み手の「周りの人」にターゲットを絞る。
③意外性・・・「話者」の意外性を訴求する。
④数字の魔力・・・数字を入れる(数字はどんな言葉よりも強烈な説得力を持つ)
⑤網羅性・・・この記事さえ読めば大丈夫だと印象付ける
⑥即効性・・・「すぐに」「かんたんに」効果が出ると印象付ける
⑦代弁・・・ユーザーの心の中にある「言いたくても言えない気持ち」を代弁する。
⑧結果・・・そのノウハウを試して、どんな結果が生まれたのかを書く⇒人は結果を知ると、なぜその結果がでたのかの「理由」を知りたくなる。
⑨注意喚起・・・そのノウハウを知らないと、どんなデメリットがあるのかを書く。⇒人は「損失回避の法則」に沿って行動しやすく、得られるものよりも、失うものに価値を感じる。
⑩行動提案・・・そのページの活用法を提案する⇒ユーティリティ要素の強化につながる。
Ⅳ.SEO向け記事の執筆に向いているライター像
- ロジカルシンキングが得意
- 調査や研究が好き
- 定石や法則を考えるのが好き
- 精神的に打たれ強い
- 素直な人
- 自分に過度な自信をもっていない
ぼくはどれも当てはまってない!!
感想
やはり、参考書慣れしていない僕のような初心者にとっては、漫画(会話)形式がとても読みやすかったです。
SEOに強いライティングの基本について話すわね
よろしくお願いします!!
この形式で進むので、理解のしやすさは抜群です。
また、情報の羅列ではなく、ストーリーがあることで「どのような場面に」また「なぜ必要か」が印象に残りやすいく、生きた知識が身に付きました。
また、漫画のあとは節ごとに「まとめ」として詳しく解説されているので、情報を整理することができる構成となっています。まとめは何度も読み返すことになりそうです。
僕のような、普段参考書に慣れていない読者層でも、退屈することなく、2~3時間で1通り読破できてしまいます。
日頃から文章を書く際に、ここに記載されたことを意識して書くようにすれば、自分の文章も自然と上達していくのではないでしょうか。
個人的には前作の『沈黙のWebマーケティング』よりも今作の『沈黙のWebライティング』の方がブロガーやアフィリエイター向けのコンテンツが多く、すぐに活用できそうなコンテンツも多いように感じました。
最後に
この本に掲載されている解説記事の一覧を掲載しておきます。
○SEOを意識したコンテンツを作るカギ
○「USP」を最大限に活かすコンテンツ
○わかりやすい文章を書くためのポイント
○論理的思考をSEOに結び付ける
○オウンドメディアに必要なSEO思考
○SEOに強いライターの育成法
○バズにつながるコンテンツ作成のコツ
気になる項目がある方はぜひお試しください。
前作「沈黙のWebマーケティング」はこちら